京都を中心に活動するニット・アーティストatricot(アトリコット)のHPです。ニット作品やオリジナル手紡ぎ糸、ニットカフェ、レッスン動画、羊や糸紡ぎなどについて紹介しています。

atricot×knit ときたま羊
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atricot作品集

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【atricot】atricot × syugei レシピ新作がアップされました。


イベントやワークショップで作品を提案させていただいている近畿編針さんのお店「趣芸」から、atricotの新しいレシピが販売されました。

紹介テキストも私が書かせていただいているので、ややかぶりますが、新作をご紹介させていただきます。

atricot × syugei XLargeのワンピースとプルオーバー


ネックから編めるとじはぎなしのかたちが欲しくてつくりました。

プルオーバーとワンピースどちらも編み始めのヨーク部分はおなじで着丈や袖丈をアレンジしたものなので、ひとつのレシピで両方つくることができます。

また、丈もアレンジしやすいので糸を使いきることができます。

また、通常のopal4ply2本取りでも編めますよ。

プルオーバーは身頃のゴム編みをちょっと長めにしました。すごく着やすいのでイベント中によく着ています。


ワンピースタイプ。うちの生徒さんは袖を長く編んでらっしゃる方が多いです。

ただ、とじはぎがない分伸びやすいから、丈は気持ち短めにしておいた方がいいかもしれません。



atricot × syugei トルコ伝統模様のレッグウォーマー


糸はベース2色と段染め糸の3種類だけなのですが、さもたくさん糸を変えたように見える「なんちゃってフェアアイル」をずっとやりたくて、つくった第一弾の作品。

トルコの伝統模様を使いました。実は単色で編むとすごくいかついこの模様も、カラフルな糸でかわいくなりました。

以下、トルコ伝統模様シリーズに言えることなんですけど、段染め糸は「えっこれ?」という派手糸といいますか、地糸と全然違う色を使ったほうが模様が映えるので他の作品の配色もぜひ参考にしてください。
なので糸チョイス超重要です。



atricot × syugei トルコ伝統模様のベスト


柄はレッグウォーマーとおなじです。
ただ、この柄結構ややこしくて、ちょっと難易度が高くなってしまいました。
編んでいるとどこにいるかわからなくなってしまうんですね…
もうちょっと簡単な柄にすればよかったかもしれませんが、渡す糸があまり飛ばないので、裏糸のたるみは少ないほうだと思います。
こういった編みこみ作品は糸がわたる分2重のような編み地になるので、すごくあたたかいです。regiaは肌触りもよいですし、洗濯もいけるので、編むのが大変な分、とっても重宝する作品になると思います。

色を変えるだけでだいぶ変わります。
↑の緑ベースのものは、段染め糸にもちょっと緑が入っているので、柄がうっすらとしている部分がありますが、左の配色はわりとはっきり柄が出ているのがわかります。
じつはこれ、ちょっと間違ってるのでウェブには配色例としてちらっとしか載せていないのですが(イベント会場ではサンプルをお見せできるかと思います)ニッターさんも私も気づかないまま仕上げてしまったんですね…よく見るとわかると思います。なのでかたちや配色のご参考までに。


atricot × syugei トルコ伝統模様のミトン

おなじくトルコ伝統模様シリーズ。
親指まで編み込みを入れた渾身の力作です。こちらは地糸が1色で段染め糸を濃いめにして柄を際立たせています。


裏も細かい編みこみです。親指の部分も立体的にしたのでフィット感がありますが、手が大きい人は調整できないのが難点(模様をいじれませんからね…)レシピのサイズを見てゲージ調整してくださいね。
ちなみに私は編む手がキツイ方なので、ゆるい方はひとまわり大きくなるかも。



atricot × syugei トルコ伝統模様のニットキャップ


これも、ミトン同様、つくってみたかったかたちです。ミトンの甲の部分とか、この帽子のてっぺんの三角の模様とか、キリムにありそうなかなりトルコっぽい柄だと思います。

トルコや東欧のテイストが好きな人は単色同士でぜひ編んでみてください。白に黒とか、赤とか。「かわいい」とはかけ離るかもしれませんが、かなりかっこいと思います。


こちらも、手のゆるい方は要注意です。大きくなってレゲエ調になるので、ゲージ調整大事です。


atricot × syugei ななめ編みチュニック

私の好きな、ななめ編みネタで大作をつくりました。opalはななめ編みが映えますね。ちょっと時間はかかりますが、編んでてとても楽しかったです。

ちょっとAラインにしたのも正解で、ラインがキレイです。
またななめ編みネタはやると思いますが、編み図がこれ、どう伝えていいのだろうといつも悩むところです。今回もかなり悩みましたが、解決策としてメモリーシート的な段数表を添付しています。理屈がわかれば段数表の指示にそって編めばいいのでいけると思うのですが…どうかできるだけたくさんの方に完成していただけますように。




どの作品もそうですが、日々、できるだけわかりやすい編み図づくりを目指しているのであたたかく見守っていただければ幸いです。ややこしいことをしなければいいだけのことかもしれませんが、どうなるんやこれというワクワクする気持ちでつくってもらえたらなぁと思っているので、今後もややこしいことしかしないかもしれませんが(汗)かたちや色を楽しみがら編んでいただくことで、そこからまた発展して新しいものが生まれたらとても幸せです。




atricot作品集

| 作品・レシピ | 11:46 | - | - | はてなブックマーク - 【atricot】atricot × syugei レシピ新作がアップされました。 このエントリーを含むはてなブックマーク
【atricot】atricotのレシピ

1月の趣芸さんの阪急うめだ本店期間限定SHOPが終了しました。ワークショップはちょっと少なめでしたが、私がいてるときに〜とお店を覗いて下さった方がたくさんいらっしゃってとても嬉しかったです。
ワークショップは新ネタが少なくて、新鮮さに欠けてしまいました。なのでまた来月からはじまるイベントに向けて準備しています。

ですが趣芸さんのHPで新たにレシピが加わりました。
ぽこぽこアームウォーマーのレシピ

以前からワークショップの作品として一昨年の冬につくったのものだったのですが、当時は、一般ウケせず(笑)10人に1人くらいの方に、すごく気に入ってもらえるという両極端な反応の作品でした。ですが、去年から私の教室、イベントでなぜかじわじわと人気が出たへんてこな経緯の作品です。下の赤いバージョンは自分用に編みました。単色2本取りです。



丸ヨークのカーディガンレシピ
opal2玉でできる。というのをお題に作ったカーディガンです。色は私の教室で人気の星の王子様シリーズです。1本取りなので、びっくりする目数ですが、とじはぎがないので編んだ後が楽ちんです。



輪針アームウォーマーのレシピ
こちらもワークショップで人気だった作品をレシピにしました。レギアは1玉50gなので、1玉で1組、opalだと2組できます。親指がでるタイプです。かたっぽだけ1cm長い、23cm非対称輪針を使うのですが、途中ひっくり返して使う場面があり、その1cmの長さの違いがすごくわかりました。道具っておもしろい。輪針でつくるアームウォーマーや靴下は、すっかり非対称輪針でないとダメになってしまいました。レギアはopalほど細かい模様の入ったものは少ないのですが、色合いがとてもキレイなので2本取りがとてもいいかんじでした。opalは1本取りの模様がかわいいので、2本になるとそれが崩れちゃう=ちょっともったいない気がする方もいらっしゃるかもしれません。レギアはその点、崩れるというより混ざり合って、より素敵!みたいなところがあるかも。



かぎ針アームウォーマーのレシピ
レギア1玉(50g)でできるかぎ針アームウォーマーのレシピです。薄手の手袋と2重使いでも使えるものをイメージしました。もちろん1重でもいいのですけど、ちょっと透けてるから、今の時期、自転車は1重では厳しいかもしれませんね…
レギアのツイードで編んだら、とってもかわいくなりました。



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以上今回の新作です。

イベントに出した新しいレシピもあります。



X-largeのワンピースとプルオーバーのレシピ。こちらもシンプルなかたちなので、おなじ編み図でワンピースバージョンとプルオーバーバージョンと2パターン入っています。
プルオーバーの撮影が終わったら、出す予定です。

その他、まだまだ新作控えていますので、またアナウンスさせていただきます。
キットを考えるのは、本当に楽しい作業です。趣芸さんに感謝感謝。また、ニッターさんのMさん、今回引き続きモデルさんをやってくれたNさんにも。ありがとうございます。


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また、毛糸だまやヴォーグ社から出てる私の作品のレシピがこちらで購入できます。

ステッチステッチさんのHP

笹谷史子のレシピ


恥ずかしながら、最近知りました。

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オマケ

去年、初めての棒針作品で生徒さんが編まれた作品。2本取りはopalの柄が崩れちゃうというのを逆手にとって、違う色同士合わせて素敵な作品を編むのも、教室で流行っています。

編む前は想像が全然つかないものばかりですが、出来上がると、とってもとってもかわいい。
こんなニット帽どこにもないよね。

今年はどんな作品が生まれるのか楽しみにしています。




atricot作品集

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