ほんとにあれよあれよという間に時間が過ぎていきますね。
先週の日曜日は今年初めてのモチーフサーキットという大イベントでした。
いつものようにルイスさんが次の日にこのときのことを余すところなく書いてくれています。
「今年最初のTJWKモチーフサーキットを関大リサーチアトリエで開催しました☆」当日の写真をfacebookにアップしました☆
コチラ。
それにしても緊張しました!
前回の開催からブランクがあって、震災のことや、このTJWKのことの関心は薄れつつあるのが手にとるようにわかるし、いったいどれぐらいの方が来て下さるのかなぁって不安の方が大きかったです。
でも直前に嬉しいことが。
前回のブログで「糸が足りません!」って書いたときに、すぐにたくさんの方から荷物が届きました。
福島県、千葉県、埼玉県、大阪、京都…ほんとにすぐに送ってくださったことがめちゃくちゃ感激しました。
普通はね、ほな探そうかーだと思うんですよ。でも少量やけど使って!ってすぐに送ってくださるその気持ちがとても嬉しくて。
ありがとうございます!!
モチーフサーキットも大きな袋いっぱいに糸を抱えて持ってきてくださった方もいらっしゃって。
ああ、更新もときどきしかせーへん、こんなブログでも読んで下さっている方、TJWKの活動を追ってくださってる方がいらっしゃるのだと思うと胸が熱くなりますね。
ほんとに感謝感謝です。
ありがとうございます☆
袋いっぱいの毛糸!大事に使います♪
ということもあって、よしっ!という気持ちで当日にのぞみました。
はじまってしまえば緊張とか言ってる場合ではなくて。午前中はちょっと少なくて大丈夫かなぁと思うこともありましたが、やっとお会いできた!という方、初めて来て下さった方、1年振りに再会できた方、安心するいつもの大好きな顔ぶれ…と、お昼すぎには会場は埋まってました。
その日もたくさんのサプライズがあって。北海道から来てくださった方もいらっしゃいました。帰り際にお名前を聞いて「あー!!!!!」って驚いてしまいました。もっと早くお話すればよかったなぁっていつも後悔します。。でも嬉しかったぁ!
お昼すぎには会場はパンパンに。
みなさん黙々と編まれています。
アコーディオン持ってきて私のヘタクソな演奏でも聞いてもらえばよかったかな(笑)
今回震災のお話をしていただいたのは関西大学システム理工学部准教授、倉田先生です。
「被災地理科教育支援奮闘記」というテーマでした。すごく興味深かったです!写真は実際に被災地でどんな実験を行ったかを再現していただいてる様子。グラフは私の筋肉の働き?力を入れるとグラフが反応するんですよ。おもしろい!
いつもは大阪で理科の実験をされてる倉田先生が被災地で感じられたことや、子供の反応、とても素直な言葉で話されていたのが印象的でした。
そうそう、お話のあと、倉田先生もモチーフ編んでくださりましたよー!ありがとうございました☆
無事終了してホッとしたときにふと与謝野先生に言われた言葉を思い出しました。
「このプロジェクトは笹谷さんやからこんなに大きくなったんだよ。もしバリバリ仕事できたり、リーダーシップがある人がやればこんなになってなかったと思うよ。」って、褒め言葉かなんなのかわかりませんが(笑)でも私が、周りに支えてくれる人がいないとやっていけない人だから、こんなあたたかいプロジェクトになったのかなぁって思います。その、私のおかげだよとか、そんな意味では全然ないんですけど。
このプロジェクトの好きなところはボランティアっぽくないところなんですよ。もちろん膨大な作業はすべてボランティアやし、制作チームや広報の方々の負担ってとてつもなく大きいのですが、でもボランティア精神というより、その膨大な作業のなかで楽しさを見出すことが上手な人の集まりだと思っています。だから助けられてる部分がすごくあります。
例えば、申し訳ないけど、ブランケットには使えないなぁというモチーフが届いたとして、でも編んで下さった気持ちは嬉しいし…去年の私は、それを一人で抱えて途方にくれていました。でもそれをfunknitのちゃあこさんやみかりーんさんに見せると「これ、バッグにしたらかわいいんじゃない!!」って目をキラキラさせながら仰っていて…それで名作グラニーバッグが生まれたのです。また、与謝野先生をはじめ、私なんかまったく相手にされないような、すごい方々に「ほれ、会ってきなさい」と繋げてくれたのはルイスさんで…人見知りな上に、生活する上でまったく接点のない、銀行や大学や役所のお偉い方々と話すなんて、最初はほんとにイヤやったんですよ(笑)でもお会いできてよかった!!という方ばっかりで。
だから、ボランティア精神うんぬんではなく、「ニットが好き!」「人と繋がるのが好き!」という「好き」の気持ちの方がずっとずっと大きい素敵な人たちで動いている。それが周りに伝わって、最終的には被災地のお役にたつ。だから続けられる。
モチーフサーキットも会って顔を合わせることを大事にしたいからこれからも続けていきたいです。
私個人的に感じることは、あらゆる情報をニュースから聞くのと人から聞くのとでは全然違う。人と会って話すことで当事者意識が芽生えることってたくさんあります。
私は情けないことにとても鈍感なので、まさにそうですね。苦しんではる人がいるんやなぁっていうのを新聞で見るのと、目の前の人が辛い思いをしてはるのは全然違う。
いろんな問題に対して、いろんな考えがあっていいと思うけど、無関心でいることは避けたい。
そういうことにも気づかされます。相変わらずこのプロジェクトに助けてもらってますね。
またまた話が長くなってしまいましたが、今回ご協力いただいた、関西大学の与謝野先生、林先生、素敵なお話をしてくださった倉田先生をはじめ、STEPのスタッフの方々、お手伝いに来てくれた方、そしてお超し下さった方、遠くから応援して下さった方、すべての方に感謝の気持ちをこめて。
ありがとうございました。