ニットシーズン真っ盛り!ということで久しぶりの更新となってしまいましたが、TJWK関西のHPにクッションカバーとマフラーの新作をアップしました!
クッションカバーのページ新作31点!!
マフラーのページ新作21点!!
寄付糸のなかからクッションカバーはボリュームのある糸やおもしろい表情の糸を、マフラーは少し細めで肌触りが抜群によい糸をチョイスしました。
その糸に合うようにひとつひとつボランティアメンバーがモチーフをコーディネートします。繋ぎ糸とおなじくクッションカバーには厚めのモチーフをメインに、マフラーは厚めのものが入らないように、色合いを考えながら丁寧にモチーフを配置します。
組み合わせができたら、手分けして繋ぎます。製作は関西メンバーはもちろん、愛媛の方だったり東京にお住まいの方だったり…と、全国に飛び回ります。
出来上がったものはまた関西に戻り、検品を2回してタグをつけます。そして撮影。撮影も小物は自分たちでやります。
安物カメラとセットでもなるべく色合いが伝わるよう、こんなふうに発泡スチロールをレフ版がわりにひとつひとつ撮ります。これも大変だけど、各作品がじっくり見れる機会で、これはかわいいね〜とか言いながらの作業は楽しいです。
その後、お粗末ですがありったけのボキャブラリーで作品のコメントを書き、ルイス氏がHPにアップしてくれます。(毎度テキストの校正が大変だと言われながら…)
という、モチーフ1枚の長い長い旅を終えて、やっとこさHPに作品たちが登場します。
どれもかわいいのですが、やはり写真よりも実物のほうがもっといいのになぁ…と思ってしまうこともしばしば。それが伝わらないのは少し残念ですが、それでもオンラインで購入してくださる方がいらっしゃることが本当に励みになります。
というわけで、今回は勝手にatricotいち押し、クッションカバー編をご紹介したいと思います。
*cu008*
ずっとナデナデしたくなるぬいぐるみのようなフワフワの繋ぎ糸がかわいいです。深めのチョコレート色というのもツボです。
1段目だけ糸を変えた通称おへそモチーフばかりを配置したので統一感もバッチリ。どんなインテリアにもなじんでくれそうです。個人的にはベッドに常駐させておいてスリスリしながら眠りたいなぁ。
*cu017*
極太の杢糸の繋ぎ糸と緑系のモチーフの相性が抜群です。深緑、カーキ、黄緑など様々な緑色のやわらかなグラデーションも心地よい。北欧系のオシャレなソファ(そんなん家にないけど…)やDIYでつくった木の机など、これに合わせて家具を揃えたくなるような魅力があります。じつは、これの赤バージョン(cu016)もあって、一緒に並べるのもかわいいです。
*cu018*
上のcu008とおなじくチョコレート色に弱い私です。化学染めです!という色よりももともとの羊の色に近い色が好きなんですが、この作品の繋ぎ糸もナチュラル系の茶色でフワフワの質感がとても好きです。茶色とブルーの組み合わせは最初ピンとこなかったのですが、まわりを茶系のモチーフで囲むことでこんなにほっこりする雰囲気になるのだなぁ…ほー!!と思った一品でした。
*cu028*
ものすごく個人的な話になりますが、TJWKメインメンバーの一人にRちゃんという美しきお姉さんがいるのですが、彼女を色にするとこんなかんじだなという作品です。彼女自身はもっとシンプルな単色モチーフの作品が好きで、性格もさっぱり頼れるお姉さんなのですが、隠そうとしても出てくる女らしさとか気品とかそういったものが色になるとこんなかんじかしら…とついつい妄想してしまう。TJWK作品の多彩さって、人にも例えられるような気がします。奥ゆかしさと華やかさが同居する素敵な作品だと思います。
*cu030*
いっときTJWK関西の作品は赤を入れたら売れる!というようなジンクス?があって。日頃編み物の仕事をしていて「赤」がチョイスされることって私は多々あっても、生徒さんにはあまりなかったので、赤いものってこんなに人気なんだなぁと驚きました。今は販売も落ち着いているので、その分売れる作品も多彩になってきましたが、前回のグラニーバッグ同様、「赤」がバランスよく効果的に使われているものはやはり「おっ!」と思います。緋色ではなく落ち着いた赤を中心に黄緑や青緑を散りばめて東欧の刺繍のようなかわいい配色です。
以上5点、イチ押しを作品をご紹介させていただきました。
こんな風にいろんな作品について、この作品は家の家具に合うとか、この配色はどうのこうのとか、○○ちゃんみたいとか、これは惜しい(それはなるべくないほうがいいのですけど)とか、いろいろ妄想するのはとても楽しいです。
みなさんもぜひぜひ新しい作品にいろんな思いをのっけてみていただければと思います。
作品は東北の震災支援に全額寄付となります。
楽しく続けたくて気持ちがあっちゃこっちゃ行ってるときのほうが多いですが、たくさんの方の時間と手間をかけたものが支援に繋がる瞬間が一番嬉しいので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。