atricot作品集
久しぶりにTJWK関西の情報がお届けできてうれしいです。
なんと!まるまる1週間かけてイベントをやります!今回はtimeblueさんのご協力のおかげで、たくさんの出展者さんと一緒にマルシェ形式という初の試みとなりました。
ここ数カ月コツコツと準備してきましたが、予想以上にたくさんの方のご協力により、充実した内容のイベントになりそうです。
10月28日(金)〜11月3日(木・祝)
平 日■13:00〜19:00
土日祝■11:00〜17:00
平日は仕事が終わってからでも来ていただけるように、夜19:00まで開催します。
土日祝は朝から。
場所は、天六の「timeblue」さん。
大阪市北区天神橋6-2-3
地下鉄「天神橋筋六丁目」駅の一番南側にある12番出口から、徒歩1分!
TJWK関西は期間中終日、TJWK関西の製品を展示販売します。
ブランケットやバッグまで、普段なかなかご覧いただける機会がないのでここぞとばかりにたくさん持っていく予定です。
また期間中はワークショップも随時開催します。イベントではおなじみTJWKポーチ(500円)
また、初登場のTJWKアームウォーマー(1500円)をおつくりいただけます。
講習費は無料!材料費はすべて全額寄付となります。
どちらも初心者の方にも編みやすい作品です。またモチーフ編みに興味がある方もお気軽にお声かけてください♪
これからボチボチとその他の出展者さんの情報も紹介できればと思っています。
どうぞ宜しくお願い致します!!
atricot作品集
9月10日の東京スピニングパーティーに始まり、横浜高島屋での趣芸さんのイベント、mooritさんでのワークショップ、keitoさんでのワークショップと、関東でのお仕事が続いたのですが、先日無事終わりました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。なかには、いろんな場所に何度も足を運んでくださった方や、なんと、すでに100g本の作品を何個も編んでくださった方もいらっしゃって…普段仕事をしているときは、果たして自分の考えたものが役に立っているのかあまり手応えのないままなのですが、たくさんのフィードバックをいただいて本当にやってよかったと思いました。近畿編針さんとの催事も、OPALを引っさげてのイベントを最初の立ち上げからずっとお供させていただいているので、初日の大賑わいの光景を見て本当に胸が熱くなったのでした。
とくにスピニングパーティーは、私なんかがやってよかったのかなと当日までとても不安だったのですが、手紡ぎをする方、編みものが本当に好きな方とたくさんお話ができて、私自身気づかされることが多かったです。
ずっと羊(というか素材)と編み物の関係について悩んできました。手をかけて羊から洗って干して、ほぐして、紡いでできた糸はそれはそれは極上です。そして、その糸が「極上」といえることー機械はやっぱり手作業を超えることはできないという(私のなかの)事実は、私の創作生活の大きな支えにもなっています。でもそんな時間も余裕もありません。編み物を生業にして生きていきたいという思いがある限り、「手をかける」ことができないという矛盾を抱えています。また手紡ぎの作品は普遍的な要素が強いかもしれませんが、私が提案するものはこれまでにあまりないパターンや突飛なアイデアやド派手な配色と普遍的から程遠いものばかり。私には2人の師匠がいますが、口を揃えて「もっと骨太なものを」といったようなことを言われます。きっともっと普遍的なテーマに挑戦しろということなんでしょう。それはいまでもなんですけど、今回たくさんの方とお話して、自分の軸足がはっきりしたように思います。はたからはわかりにくいと思いますが、少しずつ自分の作品と生活と世界がつながっていく、そんなイメージです。
作品ができたときは、なんてかわいいものをつくってしまったんだと思いあがりますが、その分、まだまだとアホボケカスな自分を痛感することの繰り返しです。それができているのもとても幸せなことかもしれません。
まだまだ未熟な私ですが、ニットやってるものとして冥利に尽きることばかりでした。本当に関わってくださったすべての人に感謝です。
atricot作品集
昨日の横浜高島屋ではたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
何人かの方に「出稼ぎご苦労様です!」と労いのお言葉をいただいたのですが(バレている笑)はい、今月の半分くらいは関東におります。
本のご感想もいただいたりと、こんなふうに直接フィードバックがいただけるのはとても嬉しいことです。
そうそう、昨日はこんな作品も見せていただきました。
ミニチュアのたけのこ帽子。本番に入る前に練習で小さいサイズを編まれたそうです。嗚呼私も自分用に紺色を編んだのに持ってくるのを完全に忘れたことを思い出し汗をかいたのはさておき、すごくキレイに編まれていてとても感激したのでした。なにより練習でちゃんと小さいのを編むって…こちらが襟を正す思いです。素晴らしいです。
去年のトリッキーに引き続き、今年も拙著「100gであめるもの」の作品展示をmooritさんでさせていただきます。
ぜひこの機会に100gカーデの空気感とか、たけのこ模様のベストのわたあめのような質感などなど、実際にご覧いただければ幸いです。「これで100g?!」と驚いてもらえること請け合いだと思うのですが、それでいて実用的なアイテムばかりを揃えたつもりです。たくさんの方のお越しをお待ちしております。
なお展示は
9月19日〜10月2日
です。
また、ワークショップも募集中です。
詳細はmooritさんのCLASSESのページをご覧ください。
本では使用していないのですが、今回のワークショップではアームウォーマーの作品にブルースカイアルパカスの「メランジェ」を使いました。上質なぬめりと柔らかさに思わずうっとりしてしまう、とても良い糸です。その糸が幾重にもかさなったような厚みのある編み地で、とてもあたたかいです。
タッサ―シルクのネックウォーマーはつけているのを忘れてしまいそうな快適さ。軽いので室内でつけっぱなしにしても気になりません。どちらも編み図はこちらのワークショップ限定ですので、興味のある方はぜひいらしてくださいね。
atricot作品集
先日の東京スピニングパーティでは、たくさんの方の熱気に包まれながら私もひっそりとワークショップをさせていただきました。
6時間という、講義の要素を含めた長丁場のワークショップは初めてだったので、本当に緊張しました。この1週間は漫画のようにお腹を壊したり、失敗する夢を見て夜中に飛び起きたりしていました。
それも無事終わり、とても安心したというより全部出し切ったかんじでした。お付き合い下さった受講者の皆様、本当にありがとうございました。
手紡ぎ糸でそれぞれ思い思いのスワッチを編んで比べてみたり…
作品づくりプラス、糸のついて、素材について、紡ぎについてあれこれお話させていただきました。
またとない貴重な経験をさせていただいたと思います。手紡ぎ糸に触れるのはもちろん、自分と手仕事を見直すきっかけにもなりました。主催者のカカラウールワークスの青島さん、また企画からいろいろ相談にのってくださったり講義の資料を提供してくださったスピナッツの本出さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、これから21日まで関東でワークショップが続きます。
次は高島屋横浜店の趣芸さんのイベントでワークショップをします!
*9/14(水)
11:00〜13:00
14:00〜16:00
18:00〜20:00
*9/16(金)
14:00〜16:00
18:00〜20:00
*9/18(日)
11:00〜13:00
14:00〜16:00
詳細は趣芸さんのブログで書いていただいております。
まだ空きがあるそうなので、興味のある方はぜひお越しください。
お待ちしております!
atricot作品集
去年もいつのタイミングで言おうかオロオロしていたのですが、今年も学習せずオロオロしながらの告知となってしまいました。
グラフィック社より「100gで編めるもの atricotのニッティングトライアル」という本を出版します。
amazonでは9月7日より発売です。書店ではちょっと遅れて並ぶそうです。
「100gで編めるもの atricotのニッティングトライアル」
テーマはタイトル通り、100gでどれだけのものが編めるか。という切り口で去年から試行錯誤しながら作品を編みました。
100gというと毛糸2玉分くらいです。一般的には帽子やネックウォーマーなど小物が編める量なのですが、100gという限られた量で糸の特徴を活かし、且つ対比がおもしろい作品という、ハードルが上がると燃えるタイプの私には本当に楽しいテーマでした。
素材を味わいつくしてやろうという意気込みで臨んだのですが、といっても内心、たかだか100gなどしれた量なのでアイデアが決まればすぐにかたちにできると思っていた私の愚かさよ…ということで悠長に試し編みばっかりしていたのですが、ロングカーディガンが出来たときは、血の気がひきました。時間がない。。。
という相変わらず読みの甘い私ですが、数か月ほとんどひきこもらせていただいたおかげで、ようやくかたちになりました。
ライナーノーツのようにひとつひとつの作品について解説したいのですが苦労話なんぞ野暮ですし、編み方のことをここで書いてもさっぱり伝わらないと思うので…は!そもそもライナーノーツは本人が書くものではないですね。
ですが、かたちになるには本当にたくさんの方のご協力のおかげなので、その分たくさんの方の手に取っていただければいいなと思います。そして、作品を通して編み物を楽しんでいただければ、これほど幸せなことはないです。
すべては書ききれませんが、編集の笠井さんをはじめ、糸を提供してくださったメーカーさん、作品の製作を手伝ってくださった森脇さん、みかりんさん、いつも素敵な写真を撮ってくださるカメラマンの松本さん、素晴らしいボタンをチョイスしてくれるもりちゃん、教室やワークショップの生徒さん、家族、友達…ほんとにたくさんの方に助けられて、支えられて生まれた作品です。ありがとうございます。
atricot作品集
もうすぐ発売される新刊「100gであめるもの atricotのニットトライアル」の作品をMOORITさんで展示していただく予定なのですが(また詳細は後日お伝えさせていただきます。)そのなかの作品をピックアップしアレンジして、MOORITさんの糸で編むというワークショップをさせていただくことになりました。
1つめは波模様のアームウォーマーです。
立体的な波模様がとてもかわいい作品です。上質なアルパカの糸で編んだ最強にあたたかいアイテムに仕上がりました。編み方を習得すればいろいろ応用ができそうです。
2つめのアイテムはタッサ―ツィードで編むスパイラルネックウォーマーです。
繊細で薄い編み地が多いと思われるタッサ―ツィードですが、あえて肉厚に編んで、独特の表情の編み地に仕上げました。ところどころネップが入った色合いがとてもかわいいです。
どちらの作品も本のなかの技法は使っているのものの、アレンジされたオリジナルアイテムです。こちらのアイテムを編んでいただけるのはMOORITさんだけなので、この機会にぜひいらしてください。また、期間中は今回編んだ作品20数点をすべて展示していただく予定なので、あわせて100gの世界をじっくり堪能していただければ嬉しいです。
atricot作品集